初穂料ののし袋の書き方|相場や渡すタイミングなど基本マナー

赤ちゃんのお宮参りで神社に祝詞をあげてもらうとき、「初穂料」と呼ばれるお金を支払うことになります。初穂料とは、神社へ納める謝礼のこと。お宮参りを控えているものの、初穂料の包み方やのし袋(熨斗袋)の書き方などがわからず、困っているお母様・お父様も多いのではないでしょうか?お宮参りの前に、初穂料の基本的なマナーをチェックしておきましょう!ここでは、お宮参りで渡す初穂料について、基本的なお作法や相場、のし袋の書き方、水引の選び方などを解説します。

お宮参りの初穂料の基本マナー

初穂料とはどのようなもので、どの程度の金額を包めば良いのでしょうか?まずは、初穂料の相場や渡し方、紙幣の包み方など、基本的なマナーや注意点をご紹介します。

お宮参りの初穂料の基本マナー

●初穂料の基礎知識
神社の神主さんへお礼として支払うお金は「初穂料」と呼ばれます。初穂とは、その年に初めて収穫できた稲穂のこと。広い意味では、その年に初めてとれた農作物や魚介類などを含めることもあります。昔は神様に初穂をお供えしていましたが、農作物などの代わりに現金を納めるように変化していったとされています。このことが由来となり、神社へ支払うお金を「初穂料」と呼ぶようになったそうです。
また、初穂料と同じように神社に納めるお金を「玉串料」と呼ぶこともあります。玉串料は、戌の日参りの安産祈願や神前結婚式などの慶事のほか、お葬式のような弔事のときにも使える言葉です。初穂料は基本的に慶事のときに使用する点に違いがあります。お守りやお札をもらうときに支払うお金や、厄除け祈願や地鎮祭をお願いするときなどの料金も初穂料と呼ばれることがあります。
●初穂料の相場
初穂料の金額は神社によって異なります。神社によってははっきりとした金額を決めていないことがあり、「お気持ちで結構です」といわれてしまうことも。お宮参りの初穂料は、一般的に5,000円~1万円程度が目安といわれています。いくら包めば良いのか迷ったときは、相場の金額を参考にしてみましょう!
また、神社によっては、初穂料の具体的な金額を提示してくれることがあります。ホームページに掲載されていることもありますが、特に情報がない場合は問い合わせのときに確認してみることがおすすめです。
●初穂料を渡すタイミング
初穂料は、ご祈祷前の受付の際に渡すことが多く見られます。お宮参りの当日、神社へ到着したら受付と同時に初穂料も一緒に渡せるよう準備しておくとスムーズです。
ただ、初穂料を渡すタイミングは、参拝する神社によって異なる可能性があります。ご祈祷後に渡すこともあるので、気になる場合は事前に聞いておきましょう。
●初穂料のお札の包み方
初穂料は財布から直接取り出すのではなく、のし袋に包んで渡します。のし袋がない場合は、白い封筒で代用することもできますよ。
お札の枚数が複数枚の場合は、向きをそろえて包みます。肖像画が書かれている面を上にしましょう。封筒の表側にお札の肖像画が来るようにして入れます。
のし袋の場合は中袋がついていることがあるので、その中にお札を入れましょう。中袋にのりしろがついていることもありますが、糊付けはせずにそのまま外袋へ入れます。
包むお札は、新札でなくてもOKです。ただ、お宮参りは赤ちゃんの成長を願うお祝いの行事となります。汚いお札はなるべく避けて、シワが少なく使用感のないものを選ぶことがおすすめです。
また、のし袋や封筒を裸で持ち歩くのはNGとされています。ふくさ(袱紗)を用意して包みましょう。ふくさには風呂敷タイプのほか、封筒のような形をした金封タイプなどの形があります。使いやすいほうを購入しましょう。さらに、ふくさには状況によってふさわしい色や柄があります。お宮参りのようなお祝い事のときは暖色系のふくさを使い、葬儀の場合などは寒色系のふくさを使うことが一般的。紫色なら慶弔どちらの場面でも使うことができますよ。

初穂料を包むのし袋の書き方

初穂料を用意するときに気になることのひとつが、のし袋の書き方です。のし袋にはどんなことを記載すれば良いのでしょうか?ここでは、初穂料を包むのし袋の書き方を詳しくご紹介します。

●表書きの書き方
初穂料を包むのし袋の書き方
のし袋の表書き上段は名目を書く部分です。初穂料を包む場合は、「御初穂料」「御礼」「御玉串料」「御神饌料」などと記載します。毛筆や筆ペンを使用して、縦書きで丁寧に記入しましょう。お寺でご祈祷をお願いする場合は「ご祈祷料」や「お布施」などとして謝礼を支払うことが一般的です。お寺での初参りをするなら、表書きには「御祈祷料」や「御布施」と記載しましょう。ただ、地域によってはお寺の場合も「初穂料」と書くケースも。事前に確認しておくと安心です。
表書き下段には赤ちゃんのフルネームを記載します。読み間違いを防ぐため、名前の横にはふりがなを振っておくと良いでしょう。地域によっては、赤ちゃんの名前のほかにパパやママなど親の名前を書く場合があります。こちらも事前に調べておきましょう。
白封筒を使う場合も、表面の上段中央に「御初穂料」などと記載します。下段中央に赤ちゃんの氏名を書きましょう。
●住所、氏名、包む金額の書き方
●のし袋・中袋の書き方
のし袋の中袋には住所、赤ちゃんの氏名、包む金額を記載します。中袋がない場合は、のし袋の裏に書きましょう。
中袋の表書きには、中心に大きく金額を書きます。金額は大字(だいじ)を使って書くことが基本です。大字とは、数字の改ざんを防ぐために使われる旧字体の漢数字です。たとえば、一万円を包む場合は「金 壱萬円」、五千円を包む場合は「金 伍阡圓」などのように書きます。裏書きの左側には住所と赤ちゃんの氏名を記入しましょう。
中袋がない場合や白封筒を使用する場合は、封筒裏面の左下の位置に金額・住所・氏名を記入します。住所よりも金額の文字が大きめになるように調整しましょう。

初穂料を包むのし袋の水引の選び方

水引とは、のし袋や祝儀袋などを包むときに使われる帯紐のことです。のし袋によっては水引が印刷されていることがあります。水引の色や種類は、シチュエーションによってふさわしいものが違います。お宮参りの場合は、どんな水引を選べば良いのでしょうか。こちらでは、水引を選ぶときに知っておきたいポイントをご紹介します。

●水引の色
水引の色は使うシーンによって変わります。お宮参りの場合、水引は紅白のものを選ぶことがおすすめです。紅白は慶事全般に使われる色であり、お宮参りだけではなく七五三などのお祝いでも用いられます。
ほかには、金銀の水引も使うことができます。「一生に一度」のお祝い事に使われるものとされており、結婚式のときにもよく使われています。
●水引の種類
●水引の種類
水引は、結び方によっていくつかの種類に分けられます。何度あっても良いお祝い事の際は、蝶結びを選ぶことが一般的。そのため、お宮参りの初穂料を包む場合は蝶結びの水引がおすすめです。
お宮参りに合わないとされているのが、結び切りやあわび結び(あわじ結び)の水引です。結び切りの水引は、繰り返しあってはならないときに使用されるため、結婚式や快気祝いなどで使われることが多くなります。
あわび結びは結び切りの一種でもあり、「末永く付き合う」という意味を持ちます。悪い意味ではありませんが、お宮参りの初穂料には適さないとされています。それぞれの違いを把握して、ふさわしいものを選ぶことが大切です。

お宮参りに備えて初穂料ののし袋の書き方を調べておきましょう!

  • 初穂料はお宮参りの祈祷をお願いした神社へ、感謝の気持ちを込めて納めるお金です。お礼の気持ちが伝わるように、基本的なマナーを守って渡しましょう!そのためには、事前にのし袋の書き方などを調べておくことが大切です。
  • また、「一生に一度のお宮参りでは、素敵な記念写真を撮りたい」と思っているお母様・お父様も多いのではないでしょうか? 赤ちゃんの大切な晴れの日を思い出に残すなら、ぜひらかんスタジオにおまかせください。プロの撮影スタッフがお子さまの最高の笑顔を引き出し、一生の思い出となる記念写真に仕上げます。
  • 赤ちゃんのお参り用の祝い着も豊富にご用意しており、たくさんのラインナップからお好きな着物をレンタルしていただけます。ママ・パパの着物もレンタルできるので、ご家族そろって和装の記念写真を撮りたいときにもおすすめです。Webからお気軽にプラン説明や衣装見学をご予約ください。
  • らかんスタジオのお宮参りの記念撮影プラン
    URL:https://laquan.com/omiya/index.html

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