男の子の初節句の祝い方
2019.3.26 本記事は公開日時点の内容に基づきます
5月5日は「端午の節句」、男の子の健やかな成長を願ってお祝いする伝統的な年中行事です。
今回は、初節句を迎える男の子のために、「端午の節句」の意味や祝い方をご紹介いたします。
「端午の節句」の意味・由来
5月5日は「端午の節句」、男の子の成長を祝う日です。
節句とは、季節の節目に厄払いをし、無病息災や豊作、子孫繁栄を願う行事のことで、「七草の節句」や「桃の節句」など、日本には5つの節句があります。
昔の端午の節句は、現在のように5月5日に祝う行事ではありませんでした。
それが奈良時代以降になって、5月に定着したと言われています。
また、男の子の節句として広まったのは、鎌倉時代以降だと考えられています。
邪気を払う薬草として用いられていた「菖蒲(しょうぶ)」が、鎌倉時代の武家社会では「菖蒲(しょうぶ)=尚武・勝負(しょうぶ)」と縁起付けられ、特に武士の間で盛んに祝われるようになりました。
そして江戸時代に入ると、武士社会の影響を受けた「端午の節句」は、男の子の健康や成長を願う節句行事として庶民に広まったと言われています。
お祝いの仕方
「端午の節句」には、鎧兜や五月人形、鯉のぼりを飾って祝うのが一般的です。
「鎧兜」は武士にとって命を守る大切な道具、転じて「事故や病気、災いから身を守る」という意味があり、たくましいイメージの「五月人形」は「立派に成長してほしい」という願いが込められています。
空に元気に泳ぐ「鯉のぼり」は、「すこやかな成長と立身出世」を願って江戸時代頃から始まった風習です。
そして、お祝いのメニューには縁起の良い「柏餅」や「ちまき」が用意されます。
特に初節句の場合は、祖父母のほか、お祝いをいただいた方々を招待し、縁起を担いだ食材を使った料理でもてなすご家庭が多いようです。
また、端午の節句は「菖蒲(しょうぶ)の節句」とも呼ばれるほどで、「菖蒲湯」・「菖蒲酒」・「菖蒲枕」など、「菖蒲」を使った伝統的な祝い方もたくさん残っています。
鎧兜と一緒にスタジオで記念撮影もオススメ
初節句の思い出に、スタジオで記念写真を撮影しませんか?
鎧兜のほか、屏風や和傘、伝統的な小物を使った、スタジオならではの演出が楽しめます。
「健やかに育ちますように」と願いを込めて、元気いっぱいの可愛い1枚を残しましょう。