お宮参りの祈祷のマナー
赤ちゃんが誕生して約1カ月後に行うお宮参り。赤ちゃんにとって初めての外出の機会になることも多く、緊張するパパ・ママもいるでしょう。けれども、心配しなくても大丈夫。お宮参りの祈祷はそこまで長くありませんし、不安であれば祈祷をしないという方法もあります。お宮参りの流れやマナーを知って、緊張を和らげましょう。
お宮参りとは
お宮参りとは、赤ちゃんが誕生して約1カ月後に行われる、日本独自の通過儀礼です。地域によってお宮参りの日にちは異なりますが、男の子は生後31~32日目、女の子は生後32~33日目にお宮参りをするのが一般的です。
昔の日本は医療が不十分だったことから、無事に生まれて健康に成長していくことができない赤ちゃんもいました。無事に誕生したことを報告し、健康に育つ様子を見守ってもらえるように、氏神様にご挨拶をする儀式としてお宮参りが定着しました。
祈祷の意味
祈祷とは、叶えてほしい願いを伝えて、神様の加護を受けられるようにすることです。お宮参りでは、「赤ちゃんの健やかな成長」が、叶えてほしい願いにあたるでしょう。
初詣の際の「参拝」とは異なり、神社の本殿にあがり、神職の方に願いを伝えてもらいます。
お宮参りでは祈祷をするのが一般的ですが、赤ちゃんやママの体調が万全でなかったり、長時間の外出が心配だったりする際は、参拝するだけでも構いません。無理のない方法で、赤ちゃんの誕生を報告したり、神様に成長を見守ってもらえるようにお願いしましょう。
祈祷の流れ
お宮参りにおける祈祷の流れをご紹介します。
1. 神社に問い合わせや予約をする
神社によっては事前に祈祷の予約が必要だったり、先着順で午前中のみの受付だったりします。お宮参りに行く神社が決まり次第、まずは問い合わせや予約をしましょう。問い合わせのとき、祈祷の際に納める「初穂料(はつほりょう)」についても聞いておきます。神社によっては包む金額を教えてくれるので、準備しておきましょう。
2. 当日はまず社務所で受付をする
お宮参り当日は、社務所へ行って受付をします。赤ちゃんの名前や住所などを書き、初穂料を渡します。
3. 待合スペースで待機する
神社が混雑しているときは、祈祷の順番までしばらく待ちます。その間に、おむつ替えや授乳を済ませておくとよいでしょう。
4. 順番になったら本殿にあがり祈祷してもらう
順番がきたら本殿にあがって祈祷してもらいます。祈祷の時間は約20分ほどです。
祈祷のマナー
祈祷を受ける際のマナーをいくつかご紹介します。
・初穂料の一般的な相場は、5,000円~10,000円です。神社に問い合わせると金額を教えてくれる場合もありますが、「お気持ちで」と言われた際は相場を参考に包みましょう。
・初穂料はのし袋に入れます。紅白の蝶結びののし袋を準備し、表書きは「御初穂料」とします。
・赤ちゃんの服装は、ベビードレスに祝着(のしめ)をかけるスタイルが一般的です。家族もフォーマルな装いを意識しましょう。
・祈祷中に赤ちゃんが泣いても大丈夫。元気な声が神様に届いているはずなので、慌てて退場せずに安心して最後まで祈祷を受けましょう。
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