お宮参りの神社はどう選べば良い?参拝当日の流れや服装、初穂料
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お宮参りは、赤ちゃんの誕生と健やかな成長を祝う日本の伝統行事です。生後1カ月頃に赤ちゃんと家族で神社にお参りします。お宮参りは、家族の絆を深め、赤ちゃんの幸せな未来を祈る素晴らしい機会となるでしょう。とはいえ、お宮参りに行く神社の選び方は迷いやすいポイントの一つです。ほかにも、当日の服装や準備などが気になるかもしれません。
この記事では、お宮参りの神社の選び方を解説します。加えて、お宮参りに行く人向けに当日の流れや服装のマナーについてもまとめています。
お宮参りの神社はどう選ぶ?

いざお宮参りをする際、どこでお宮参りをすればいいのか、迷っている人もいるのではありませんか?まずは、お宮参りに行く神社の選び方を紹介します。
●自宅から近い神社を選ぶ
お宮参りでは、自宅から近い神社を選ぶのが一般的です。これは、住んでいる土地を守る氏神様(うじがみさま)や、生まれた土地を守ってくれる産土神様(うぶすなのかみさま)にお参りするという、お宮参りの習わしに基づいているからです。
自宅近くの神社を選ぶと、赤ちゃんとママの移動負担を軽くできるというメリットがあります。また、お子さんが成長した後の七五三などでも馴染みやすく、地域とのつながりを深める良い機会にもなるでしょう。
●家族にゆかりのある神社を選ぶ
最近では、パパやママにゆかりのある神社を選ぶ人も増えています。例えば、結婚式を挙げた場所や安産祈願に訪れた神社などです。
これは、パパとママの思い出の場所を、これからは「家族みんなの思い出の場所」にしていく、という考え方です。お宮参りや七五三など、行事のたびに同じ神社を訪れることで、その神社は家族の思い出が積み重なる場所になっていきます。繰り返し訪ねた神社は、きっとかけがえのない場所になるはずです。
●赤ちゃんやママがお参りしやすい神社を選ぶ
産後のママと新生児にとって、お宮参りは大きなお出かけです。参拝するのに負担がかからない神社を選ぶことも大切なポイントになります。
例えば、駐車場からご祈祷の場所までベビーカーでスムーズに移動できるか、境内に階段や砂利道が多くないかといった点は事前に確認しておくと安心です。また、授乳やおむつ替えができるスペースが用意されていると、いざという時に慌てずに済みます。事前に神社の公式サイトを確認したり、電話で問い合わせたりしてみましょう。
お寺でお宮参りをしても良い?

お宮参りは神社で行われる儀式ですが、最近ではお寺に参拝する人もいます。お寺でも初参り(お宮参りと同じ意味)のご祈祷を行っている場合があるからです。お寺の境内で記念撮影をすれば、神社とは趣の異なる、思い出深い写真を残せるでしょう。
ただし、お宮参りは神社のみで行い、お寺では行わないという風習が残っている地域もあります。そのため、お寺でのお宮参りを検討する際は、事前に確認しておきましょう。
お宮参り当日の流れ・お参り当日に必要なもの

お宮参りは、赤ちゃんの人生で最初の特別な儀式です。思い出に残る一日にするためにも、当日の流れと必要なものを事前に確認しておきましょう。
ここでは、お宮参り当日の基本的な流れと持ち物を解説します。
●お宮参り当日の流れ
まずはお宮参り当日にすることを、順を追って説明します。
Step1.受付をしてからご祈祷
神社に着いたら、まずは神社の社務所で受付を済ませます。ご祈祷は基本的に受付順に行われるため、混雑が予想される神社は午前中の受付がおすすめです。
ご祈祷の所要時間は20分〜30分程度です。神職が祝詞を奏上し、赤ちゃんの健やかな成長を祈ります。ご祈祷中は静かに祈りを捧げましょう。また、ご祈祷の際には玉串奉奠(たまぐしほうてん)という儀式を行う場合もありますが、初めての人でも神職の指示に従って行えば大丈夫です。
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Step2.食事会
お宮参りの後には、家族や親族で食事会を開くのが一般的です。
自宅で食事会を行う場合はテイクアウトや仕出しを利用して、なるべくママに負担がかからないようにするのがおすすめです。
レストランで食事会を行う場合は、授乳室の有無に加え、周りを気にせず過ごせる個室や、赤ちゃんを寝かせておける座敷があるかなどを事前に確認しておきましょう。なお、食事会とお食い初めを兼ねる場合は、必要な道具や食材の準備を忘れないようにします。
Step3.記念撮影
お宮参りの思い出を形に残すため、フォトスタジオなどで記念撮影を行う家族もいます。しかし、お参りの後すぐに撮影するのは慌ただしく感じるかもしれません。
その場合は、お参りと撮影の日程を分けるのも良いでしょう。日程を分けることで、赤ちゃんが疲れる心配も少なくなり、よりリラックスした雰囲気で撮影に臨めます。
●お宮参り当日に必要なもの
続いて、お宮参りの当日までに用意しておくものを紹介します。
・初穂料
お宮参りでは、ご祈祷へのお礼として初穂料を納めます。相場は5,000円〜1万円程度ですが、事前に参拝を予定している神社に確認しておきましょう。
初穂料は、白い封筒やのし袋にお金を包んで渡すのがマナーです。のし袋には「御初穂料」と書き、両手で丁寧に差し出すのが作法となっています。初穂料は、神様への感謝と赤ちゃんの成長を願う気持ちを込めたものです。この意味を理解し、心を込めて準備しましょう。
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・外出時に必要な赤ちゃんの持ち物
お宮参りは、生まれて間もない赤ちゃんにとって大きな外出イベントです。赤ちゃんが快適に過ごすために必要な持ち物を準備しましょう。
ミルクや授乳ケープは必須アイテムです。哺乳瓶やお湯を入れた水筒も用意しましょう。また、オムツやおしりふき、使用済みのオムツを入れるゴミ袋をまとめたオムツセットも必需品です。
着替えは思わぬ時に必要になることもあるため、もしもの時に備え、数枚は準備しておきましょう。抱っこ紐やタオルは、ママの負担を減らすのに役立ち、何かと便利です。
季節に応じて、帽子や日よけ、ブランケットなども忘れずに。用意したものはお出かけバッグにコンパクトにまとめておけば、もしもの時にも慌てずに済みます。
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お宮参りの際の服装マナー

お宮参りは赤ちゃんの人生における大切な儀式であり、服装にも適切なマナーがあります。家族全員が神聖な場所にふさわしい装いで参拝することが大切です。
ここでは、お宮参りの際の服装選びのポイントと注意点について解説します。
●赤ちゃんの服装と合わせる
お宮参りは、赤ちゃんを中心とした儀式であるため、家族の服装も赤ちゃんと合わせることが基本です。
一般的なのは、赤ちゃんが「祝い着」と呼ばれる和装をし、両親はスーツやワンピースといったフォーマルな洋装で付き添うスタイルです。赤ちゃんが和装だからといって両親も必ず和装にする必要はありません。きちんとした印象のある洋装であれば、格も合い、統一感のある装いになります。
●フォーマルなものを選ぶ
お宮参りは、神社という神聖な場所で行われる重要な儀式です。そのため、フォーマルな服装を心がけましょう。
パパは、黒や紺のスーツに白いワイシャツ、シンプルなネクタイを合わせるのが無難です。ママは、ワンピースやスーツ、着物が適しています。色味は、黒、紺、グレーなどの落ち着いた色を選びましょう。
アクセサリーは控えめにし、派手な装飾は避けるのがマナーです。靴はパンプスなどのフォーマルシューズを合わせます。
フォーマルな服装を選ぶことで、神様への敬意を表し、儀式の厳粛さを保てるでしょう。
●カジュアルな服装や露出が多い服装は避ける
お宮参りでは、ご祈祷を受けることも多いため、カジュアルな服装や露出の多い服装は避けましょう。
具体的には、デニムやサンダル、スウェット、短いスカート、ハーフパンツなどは、神聖な儀式にはふさわしくありません。特にママは、肩や膝が見えるような服装は控えめにし、ノースリーブの服にはカーディガンやジャケットを羽織るなどの配慮が必要です。
また、お宮参りは赤ちゃんが主役です。派手な柄や原色の服も避け、家族の服装が目立ちすぎないようにしましょう。パパも、Tシャツやジーンズではなく、きちんとしたシャツとスラックスを選びましょう。
●体温調節しやすい服装を選ぶ
お宮参りの服装は、見た目だけでなく、時期も考慮することが大切です。
特に、産後間もないママには体温調節のしやすい服装がおすすめです。夏は涼しい素材を選び、冷房対策として薄手の羽織ものを用意しましょう。冬は、足元の冷え対策にタイツやブランケットを用意しておくと良いでしょう。
また、赤ちゃんの体温調節にも注意が必要です。季節に合った服装をさせ、ケープやブランケットで調節しましょう。重ね着で温度変化に対応しやすくすることで、ママと赤ちゃんが快適に過ごせるよう、機能性と見た目のバランスを考えた服装選びが重要です。
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家族にとって適切な神社を選んでお宮参りをしよう

お宮参りは、赤ちゃんにとって初めての大切な行事です。お宮参りをする神社選びに厳格なルールはありませんが、赤ちゃんに負担がかかりすぎないような場所を選ぶようにしましょう。また、当日は、ご祈祷の流れや必要な持ち物をしっかり把握し、赤ちゃんやパパ・ママも快適に過ごせる服装を心がけることが大切です。
この記事を参考に、ぜひ家族みんなで素敵な思い出を作ってみてください。
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