百日祝い(お食い初め)とは?
儀式の内容や用意するもの、当日の流れ

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百日祝い お食い初めのイメージ



「赤ちゃんが生まれて100日目に何をするの?」「具体的にはどのような儀式なの?」と、初めての育児の中で「百日祝い」についての疑問を持つ人も多いのではないでしょうか。
百日祝いは、生後100日を目安に赤ちゃんの健やかな成長を祝い、「一生涯、食べることに困らないように」という願いを込めて行う日本の伝統的な儀式です。この記事では、大切な節目をどのように迎えれば良いのか、必要な準備や儀式の流れなどについて解説します。

百日祝いとは

赤ちゃんの健やかな成長を願う百日祝い

「百日祝い」は、「百日祝い(ももかいわい)」や「お食い初め」とも呼ばれる儀式です。行事の起源は平安時代と言われており、赤ちゃんの健やかな成長を願う親の気持ちが込められた伝統行事として受け継がれてきました。現在では、生後100日目以降の土日や大安吉日など、参加者の都合の良い日を選んで行うことも多くなっています。
一般的には、赤ちゃんの生後100日目に行うのが習わしです。しかし現在では、100日目「ぴったり」であることにこだわりすぎず、生後100日以降の土日や大安吉日などの中から参加者の都合の良い日を選んで行うことが多くなっています。

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百日祝いで準備するもの

百日祝いに必要な食器や小物

百日祝いの儀式を滞りなく行うためには、食器や料理などを準備する必要があります。今回は長い間伝統として受け継がれてきた百日祝いで使用するものを解説します。

●食器

お食い初めの祝い膳の食器には、飯椀、汁椀、平皿、平椀、つぼ椀、高杯の6種類の漆器を使用します。使う器は男女で分かれており、男の子用は内側も外側も朱塗り、女の子用は外側が黒塗りで内側が朱塗りの漆器とされています。
ただし、現代では必ずしも漆器にこだわる必要はありません。儀式が終わった後も離乳食などで使えるベビー用食器セットを選ぶ家庭も多くなっています。

●祝い箸

お食い初めには「祝い箸」を用意します。祝い箸は、柳の木で作られ、縁起が良いとされる末広がりの八寸(約24cm)の長さで作られていることが特徴です。また、両端が細くなっていることから「両口箸」とも呼ばれ、神様と人とで食事を共にするという意味合いや、魔除けの意味が込められているとされます。

●歯固め石

歯固め石は、「石のように硬く丈夫な歯が生えてくるように」という願いを込めて用意する小石のことです。お宮参りをした神社からいただくか、近くの神社から借りる、または河原で拾ったものをきれいに洗って消毒してから使用するのが一般的です。地域によっては石の代わりに、タコ、梅干し、栗の実、碁石などで代用する場合もあります。

●衣装

赤ちゃんの衣装に厳密な決まりはありません。伝統的な和装であれば袴風ロンパースやベビードレス、洋装であればタキシード風のロンパースやよそ行きのおしゃれなベビー服が多く選ばれます。

百日祝いの献立例

百日祝いの祝い膳の献立例

百日祝いの献立は、赤ちゃんが将来食べ物に困らないようにとの願いを込めた「祝い膳」です。長寿や健康など縁起の良い意味合いを持つ食材を用いるのが基本で、ご飯、汁物、おかず3品の「一汁三菜」が一般的です。これらの献立には、「穀物、海のもの、山のもの、飲み物、塩」といった、生きていくために必要な食材を赤ちゃんに与えるという意味が込められています。

●鯛

祝い膳に欠かせないのが、尾頭(おかしら)付きの鯛の塩焼きです。鯛は、その見た目の華やかさと、おめでたい「赤い色」からよく用いられます。また、頭から尻尾まで1匹丸ごと用意するのは「首尾一貫(初めから終わりまで全うする)」という意味が込められており、赤ちゃんが長寿でありますようにとの願いが託されています。

●赤飯

ご飯は、赤飯を用意するのが一般的です。赤飯の赤い色には魔除けや邪気払いの意味があるとされ、縁起が良いとされています。地域によっては、白いご飯やお粥、栗ご飯などで代用する場合もあります。

●お吸い物

汁物には、吸う力が強く丈夫に育つようにとの願いを込めてお吸い物を用意します。具材としては、二枚貝の殻がぴったりと重なることから「良縁に恵まれ、良い伴侶に出会う」という意味が込められた蛤(はまぐり)を使うことが主流です。ただし、手に入らない場合は、ほかの縁起の良い食材や旬の野菜を使ったお吸い物で代用しても構いません。

●煮物

煮物は、旬の野菜や海の幸、山の幸を組み合わせて用意します。人参と大根の紅白や、昆布(よろこぶ)、里芋(子宝)、レンコン(見通しがきく)など、縁起の良い意味を持つ食材を使うのが一般的です。筑前煮や煮しめのように、1つの鍋でさまざまな食材を一緒に煮る料理は、「家族みんなが仲良く過ごせるように」という願いも込められているとされています。

●香の物

香の物(漬物)は、紅白なますや梅干しなどがよく用いられます。特に梅干しは「しわができるまで長生きするように」という長寿の願いが込められており、古くから縁起物とされてきました。紅白なますは、人参と大根の赤と白がお祝いにふさわしく、また細切りの形が水引に見立てられ、家族の平和を願う意味もあるとされています。

百日祝いの儀式の準備はどう進める?

百日祝いの準備のポイント

百日祝いの儀式を成功させるためには、事前の準備が重要です。ここからは百日祝いを準備するポイントを、順を追って解説します。

●日程を決める

「いつ、どこで、誰と」お祝いをするかを決めることから始めます。生後100日を目安に、家族や親戚の都合を考慮して日程を調整しましょう。
儀式を行う日は、生後100日目でなくても構いません。多くの場合、生後100日目前後の土日や祝日、または大安吉日など、ご家族や参加者の都合が良い日を選んで行います。赤ちゃんの体調や、お祝いの準備期間も考慮したスケジュールを立てることが大切です。

●儀式を行う場所を決める

儀式の場所は、自宅、または料亭やレストランを利用するなどの選択肢があります。自宅であれば赤ちゃんが慣れた環境でリラックスでき、準備の自由度も高いというメリットがあります。一方、外食を利用すれば準備や片付けの負担を減らせます。

●養い親役を決める

お食い初めの儀式では、赤ちゃんに料理を食べさせる真似をする「養い親」を決めます。伝統的には、参加者の中で最年長の同性(男の子ならおじいちゃん、女の子ならおばあちゃん)が務めます。これは、長寿にあやかって赤ちゃんが長生きできるようにという願いが込められているためです。現代では、両親が順番に行ったり、家族全員が食べる真似をさせたりすることも増えています。

●参加者に連絡する

百日祝いは、赤ちゃんの両親や兄弟姉妹、そして祖父母といった、ごく近しい身内でお祝いすることが一般的です。儀式に参加してもらう人を事前に決めておき、日程の調整や招待の連絡を早めに行うことで、スムーズな準備につながります。

●儀式に必要なものを準備する

祝い膳や祝い箸、歯固め石など儀式に必要なものを準備します。料理を手作りする場合は食材の手配を、外注する場合は予約を、それぞれ忘れずに行いましょう。また、赤ちゃんのおむつや着替えなど、当日必要なベビー用品の準備も重要です。

百日祝いの儀式当日の流れ

赤ちゃんの体調が最優先です。当日は、無理のないスケジュールで儀式を進めましょう。

●料理を準備する

お祝いの膳を並べます。赤ちゃんから見て左手前に赤飯を盛り付けた飯椀、右手前にお吸い物を入れた汁椀を置きます。そして、左奥に煮物を盛り付けた平椀、右奥に和え物などを入れるつぼ椀、中央には高杯を置きましょう。尾頭付きの鯛を用意する場合は、膳とは別の皿に盛り付けるのが基本です。赤ちゃんから見て頭が左、尾が右になるように置きます。

※地域や流派によって配置が異なる場合もあります。

●養い親が赤ちゃんを抱きかかえる

養い親となった人が、赤ちゃんを膝の上に抱きかかえてお膳の前に座ります。赤ちゃんの機嫌が良い時間帯を選ぶと、儀式もスムーズに進むでしょう。

●赤ちゃんに食べさせる真似をする

養い親が祝い箸で料理を少量つまみ、赤ちゃんに食べさせる真似をします。
ちなみに、食べる真似には順番があります。「赤飯」を起点に、おかずと交互に口元へ運びます。基本の順番は「赤飯→お吸い物→赤飯→鯛→赤飯→お吸い物」です。これを1サイクルとし、3回繰り返します。実際に食べさせるのではなく、口元にちょんちょんと優しく当ててあげるだけで十分です。
お祝いの料理は、儀式が終わった後に参加者全員で食べます。

●歯固めの儀式を行う

食べさせる真似が終わった後、歯固めの儀式に移ります。祝い箸の先を歯固め石にちょんちょんと軽く触れさせ、その箸先を赤ちゃんの歯茎に優しく当てて「丈夫な歯が生えますように」と願います。赤ちゃんが石を口にしないように注意しましょう。
使った歯固め石は借りた神社に返します。

百日祝いは成長を祝う日本の伝統行事

百日祝いのお祝いを家族で楽しむ

百日祝いは、赤ちゃんが生涯食べ物に困らず、健やかに成長することを願う日本の伝統行事です。この儀式には、祝い箸や歯固め石、一汁三菜の料理を準備するという特徴があります。現代では、伝統的なしきたりを守りつつも、形式にとらわれすぎず柔軟にお祝いする方法が広く受け入れられています。大切なのは赤ちゃんの成長をお祝いすることです。ぜひ、赤ちゃんが健やかに育った喜びを、家族で喜び合ってみてください。

百日祝いの記念撮影はらかんスタジオで

らかんスタジオでの百日祝い撮影

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