レンタルした振袖を汚してしまったらどうすればいい?

     

レンタルした振袖を汚してしまったらどうすればいい?

     

成人式というビッグイベントの中で、華やかで美しい振袖を着ることは楽しみのひとつですよね。振袖を着用する機会はそう多くはないので、レンタルする方が増えています。しかし、普段は気慣れないもののため、「汚してしまった場合が心配」という声も。どのような汚れに気をつけたらいいのか、またその対処法などについてまとめました。

     

こんな汚れに気をつけよう!

     

レンタルした振袖を汚してしまったらどうすればいい?

     

【泥汚れ】
雨や雪といった天候のよくない日は、とくに泥汚れに気をつけましょう。水溜りや車の泥ハネなどで汚れてしまう可能性があります。なるべく近くまで車で移動する、足場の悪いところを通らないようにするなど、悪天候の場合をふまえた移動ルートを事前に考えておきましょう。

     

【食べ物、飲み物】
振袖を着たままのお食事会や、ちょっとした休憩で食べ物や飲み物を口にすることもあるでしょう。こぼさないように気をつけるのはもちろんのことですが、飲食する際には念のためハンカチなどを膝に敷いておくと安心です。また、手を使う際には袖元をおさえ、所作はゆっくりと丁寧におこないましょう。

     

【お化粧】
ファンデーションや口紅といったお化粧が、顔に近い衿の部分についてしまうことがあります。特に振袖を着る日はいつも以上にしっかりメイクをしているため、注意が必要です。メイクの仕上げにパウダーやミストを使って、ファンデーションを肌に密着させたり、色移りしにくいリップを選んだりして、少しでも振袖に移りにくい工夫ができるといいでしょう。背筋を伸ばして良い姿勢を保つことを心がけることも、不意の汚れを防ぐポイントです。

     

覚えておくと安心!応急処置

     

レンタルした振袖を汚してしまったらどうすればいい?

     

気をつけていても、振袖が汚れてしまうのは仕方ないこと。そんなときに慌てずに対処できるよう、よくある汚れの種類別の応急処置の仕方をご紹介します。

     

【泥汚れ】
泥汚れの場合、濡れている状態で触ると泥が繊維の間に入ってしまうので、乾くまで待ちましょう。乾いたら、ブラシなどでやさしく払いのけるようにして落とします。

     

【液体汚れ】
コーヒーや紅茶といった液体汚れがついたら、まずはハンカチなどでやさしく水分を吸い取ります。色が残ったら、裏から布をあてて少し濡らした布で軽くたたきます。

     

【油性の汚れ】
液体汚れ同様に裏から当て布をして濡らした布でたたいてみてもいいですが、油性の汚れは落ちにくいため、あまり無理に触らない方が無難な場合も。返却時に、何がついてしまったのかを伝えておきましょう。

     

そして覚えておきたいのが、「絶対にこすらない」ということ!こすると汚れが広がってしまったり、着物の繊維の中に深く入り込んでしまったりして、かえってキレイな状態に戻りにくくなってしまいます。

     

クリーニングはどうする?

     

レンタルした振袖を汚してしまったらどうすればいい?

     

振袖のような着物は、高価で繊細な品物のため、お店側の扱いも丁寧かつ慎重です。レンタルを契約する際に、必ず規約をよく読んで確認しておきましょう。目立つ汚れがなければ、基本的なクリーニング代がレンタル料に含まれていることがほとんどです。

     

気になる汚れがついてしまった場合には、自分でクリーニングに出してよいのか、お店からシミ抜き代などを別途請求されるのか、もしくはレンタル代の中に保証が入っているのか、といったことも事前に聞いておくと安心です。

     

着用が終わったら、一度全体をチェックして、汚れが気になる部分があればレンタル店に伝えましょう。ついてしまった汚れが定着することや、新たな汚れがつくことを防ぐために、なるべく速やかに返却しましょう。

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