ママ振袖とは?なぜ選ばれる?現代風に着こなすコツ
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振袖は、成人式などといった晴れ舞台を彩る大切なアイテムです。今はレンタルで準備する人も多いなか、母親が過去に着用していた振袖を着る「ママ振袖」を選ぶ人も一定数います。
この記事では、ママ振袖の魅力や現代風に着こなすためのポイント、そして着用前のチェックリストなど、成人式でママ振袖を素敵に着こなす方法を紹介します。
ママ振袖とは?
はじめに、ママ振袖はどのような振袖なのか、また、ママ振袖が多くの人に選ばれる理由について解説していきます。
●ママ振袖はどのような振袖?
ママ振袖とは、母親が成人式などで着用した振袖のことを指します。「ママ振」と略されることもあり、成人式に着る振袖の選択肢として人気が高まっています。「成人式という特別なお祝いの日に、お母さんが大切にしてきた振袖を着てみたい」と考えている人もいるのではないでしょうか。
ちなみに、ママ振袖以外にも、姉が着用した「姉振」や祖母が着用した「祖母振」、おばが着用した「おば振」など、母親以外の親族が着ていた振袖を着る家庭もあります。
●ママ振袖が選ばれる理由
ママ振袖が選ばれる理由は、母親の思い出が詰まった振袖を着用することで、特別な日の思い出を共有できるからです。親子二代で同じ振袖を着れば、より家族の絆を深められるでしょう。
母親から見ても娘が自分の振袖を着て晴れの日を迎えるのは感慨深く、成人式がより特別に感じられるのではないでしょうか。さらに、祖母から母へ、そして娘へと何代にもわたって振袖が受け継がれることもあり、振袖を通して家族の歴史を感じられるのも魅力です。
また、このほかにもいくつかのメリットがあることから、ママ振袖は選ばれています。詳しくは次の見出しで解説します。
ママ振袖を使うメリットとデメリット
ママ振袖を使うメリットとデメリットは、どのような点にあるのでしょうか。一つずつ見ていきます。
●ママ振袖を着るメリット
まずはママ振袖のメリットから見ていきましょう。
・人と被りにくい
洋服と同じように、和服にも時代のトレンドがあります。母親が振袖を買った当時の流行りを取り入れたママ振袖なら、周りの人とデザインが被りにくいです。
ママ振袖をベースにしつつ、帯や小物、ヘアメイクで今のトレンドを取り入れたコーディネートをすることで、周りの人とはひと味違うおしゃれを楽しめます。
・高品質な着物が多い
母親世代の着物は、職人が仕立てる伝統的な製法を用いていることが多いです。現代の振袖を仕立てる主流な製法であるインクジェットプリントでの柄付けよりも、品質が良い傾向にあります。質の良い着物はレンタル料金も高めな傾向にあるので、借りたり買ったりする費用を使わずに良い着物を着られるのはメリットと言えるでしょう。
・費用を抑えられる
ママ振袖を着用すれば、新しく振袖を用意する必要がありません。したがって振袖の購入費やレンタル費などの出費を抑えることができます。
コストを抑えつつ、上質な振袖を着用できるのはママ振袖の魅力の一つと言えるでしょう。
●ママ振袖を着るデメリット
続いて、ママ振袖を着る際のデメリットを紹介します。内容によっては工夫次第で対処できるデメリットもあります。
・メンテナンスが必要な可能性がある
ママ振袖は長期間保管している間に傷んでしまっていることもあります。もし傷んでいた場合は、クリーニングのほかに別途メンテナンス費用が必要です。メンテナンスには、ある程度の時間がかかるため、早めに振袖が傷んでいないか確認すると良いでしょう。
・今の流行りと異なる部分がある
振袖にも流行りがあるため、ママ振袖は現代のトレンドとはデザインが合っていない可能性があります。人によっては「色や柄が古く見えてしまわないか」と不安に感じるかもしれません。
しかし、振袖は着物以外のところでもアレンジが可能です。現代風にアレンジすることで、今の流行りに近い印象になるでしょう。
ママ振袖を現代風でおしゃれに着こなすポイント
「ママ振袖は素敵だけど、今の時代に合うか不安……」そう感じる人もいるかもしれません。しかし、ちょっとした工夫でママ振袖は現代的かつおしゃれな装いに変えることができます。
ここからは、帯や小物、そしてメイクやヘアスタイルでトレンドを取り入れ、ママ振袖を今風に着こなすためのおすすめポイントを紹介します。
●帯を変えて印象をチェンジする
ママ振袖を現代に合う印象にするには、帯を変える方法があります。振袖本体の色柄は同じでも、帯の選択一つで全体の雰囲気を変えられます。帯だけでなく、帯締めや帯揚げも一緒に変えると、より一層現代風な印象になりやすいでしょう。
●小物でトレンドを取り入れる
帯以外にも、重ね衿や半衿、バッグ、草履などの小物にトレンドを取り入れることで、現代風でおしゃれな雰囲気を演出できます。
レース素材やパール付き、刺繍入りなど、デザイン性の高い重ね衿や半衿を取り入れるのが現代風に着こなすポイントです。
また、バッグや草履は、レトロモダンなデザインや、ベルベット、エナメル素材のものを身につけると全体が垢抜けた印象になりやすいです。草履の鼻緒の色や、バッグの形、素材感にこだわり、より今風な雰囲気を演出しましょう。
●今風のメイク・ヘアスタイルにする
ママ振袖のレトロでクラシックな雰囲気に、メイクやヘアスタイルでトレンドを取り入れてみましょう。洗練された現代風な雰囲気が演出できます。
・メイクのポイント
アイシャドウやリップの色味を振袖の色合いに合わせると統一感が出て洗練された印象になります。
例えば、振袖に赤が多く使われているなら、リップも赤系の色を選ぶなど、全体の色味を合わせましょう。
また、抜け感のある眉メイクを取り入れると現代風のメイクになりやすいです。
・ヘアスタイルのポイント
ヘアスタイルは、ドライフラワーや金箔、水引、パール、組紐などを髪飾りに使用するとトレンド感のある雰囲気を演出できます。
きっちりまとめすぎず、後れ毛を活かしたルーズなアップスタイル、編み込みやねじりの柔らかい印象のヘアスタイルにすると、こなれ感が出て違った印象になりやすいです。
ママ振袖を着る前に確認したいチェックリスト
母親の想いが詰まった大切なママ振袖を成人式で最高の状態で着用するためには、事前にいくつか確認しておきたい点があります。
ここでは、振袖を着用する前にチェックしたいポイントについて紹介します。
●振袖のサイズが合うかチェックする
振袖を実際に着用し、鏡の前で全身をチェックすることが重要です。振袖の丈や袖の長さなどが合うか確認しましょう。もしサイズが合っているか不安な場合は、呉服店などの専門店に見てもらうと安心です。
●保存状態の確認をする
長期間保管されていたママ振袖に、汚れやシミが発生している可能性があります。もしも問題がある場合は、着物を取り扱っているクリーニング店や呉服店に相談すると良いでしょう。
●小物・着付け小物が揃っているかチェックする
振袖本体だけでなく、長襦袢や肌襦袢、足袋、襟芯、帯枕など、着付けに必要な小物類が揃っているか確認することも大切です。
小物類が揃っていない場合は、新しく購入したり、レンタルしたりする必要があるため、リストアップして準備を進めると良いでしょう。
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大切なママ振袖で思い出深い成人式にしよう
今回はママ振袖について解説しました。
ママ振袖は、母親から受け継がれる大切な想いが詰まった特別な一枚です。費用を抑えられるだけでなく、人とは被らないおしゃれを楽しめるというメリットがあります。着用する前には必ずサイズや保存状態、小物類が揃っているかをチェックしましょう。
もし不安な点があれば、呉服店などの和服専門の店舗に相談し、安心して成人式を迎えましょう。
ママ振袖を着てらかんスタジオで記念写真を残そう
らかんスタジオではママ振袖や姉振袖など、お持ち込みの衣装をお着付けして撮影が可能です。スタジオにある帯や帯揚げなどを使って好みやトレンドに合わせてコーディネートのOK!足りない小物類も撮影時にレンタル可能で安心です。
また、らかんスタジオの成人記念撮影は衣装二着までおきがえできるので、トレンドの振袖とママ振袖両方着ることもできます。さらに、らかんスタジオで前撮りした方は成人式当日の振袖レンタルも承っております。前撮りと式当日に別の振袖を着ることもできるので、いろいろな振袖を楽しんでくださいね!
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