七五三お参り当日の注意点

七五三お参り当日の注意点

お子様の晴れやかな節目の日となる七五三。ご家族は、わが子の健やかな成長に喜びを感じるとともに、着付けや参拝、食事会、記念撮影といったお祝いの準備で忙しくなりますよね。

準備をする中で、当日に必要なものや気をつけておくことはないか、心配になることもあるかもしれません。七五三のお参りをする際に知っておくと良い由来や注意点、当日にあると便利な持ち物などについてまとめました。

なぜ七五三でお参りするの?由来は?

七五三お参り当日の注意点

七五三の由来は、平安時代にまでさかのぼります。子どもの成長の節目として行われていた「髪置き」「袴着」「帯解き」という儀式が起源となっているそうです。

昔は現代のように医療が発達していなかったため子どもの死亡率が高く、「7歳までは神のうち」といわれ、無事成長することへの感謝と喜びは大きなものでした。子どもの健康や幸福を願う親の気持ちはどの時代も変わらず、現代においても形を変えながら受け継がれています。

11月15日ごろに神社に参拝する風習がありますが、これは江戸時代に徳川綱吉公が息子の健康を祈願した日、鬼が出歩かないとされている日、など由来が諸説あります。

初穂料

「初穂料(はつほりょう)」は、祈祷料として金銭を神社に捧げるものです。

もともと、その年の最初に収穫した農作物を「初穂」として神様に奉納する慣わしがあったことが由来となっています。

一般的な相場は5,000〜10,000円程度で、きょうだいで同時に祈祷を受ける場合には人数分の金額を用意します。基本的にはのし袋に入れて渡すのがマナーなので、のし袋を用意しておきましょう。

お参り当日に必要な持ち物

七五三お参り当日の注意点

お参りの当日は、朝早い時間の着付けから始まることも。直前に慌てたり、大切なものを忘れてしまうことがないよう、必要なものは前日までに整えておきましょう。

当日に必要な持ち物をリストアップしました。

・初穂料:中身の金額、のしの表書きなど間違いがないか確認しておきましょう。
・和装小物:扇子や草履、髪飾り、足袋なども忘れずに。
・着替え:イベントが終了したらすぐに着替えられるように。
・靴:子どもが履き慣れない草履で長時間歩くのは疲れてしまうので、履き慣れた靴を。
・タオル:衣装が水に濡れたり汚れたりするのを防ぐことができます。
・カメラ:前日までに充電しておきましょう。
・防寒具:気温に応じて、ストールなどの羽織ものや、温かい肌着、カイロなど。
・雨具:レインコートや折り畳み傘など雨具が必要になる場合も。
・おやつや飲み物:汚れにくい個包装のおやつや、ストロー付きの飲料など。

お参り当日に持っていくと安心な便利グッズ

七五三お参り当日の注意点

七五三のお参りの日は、ご祈祷だけでなく食事会をすることも多く、長時間を和装で過ごすケースも。ちょっとしたアクシデントにも対応できるよう、備えておきたいですよね。

お参り当日に、あると便利な持ち物を紹介します。

・ヘアピン:髪型が少し崩れてしまった時、手直し用に使います。
・クリップ:お手洗いや食事の時に、着物を留めておくことができます。
・サブバッグ:記念品などをもらうこともあるので、大きめのものが一つあると役に立ちます。
・ウェットティッシュ:手が汚れてしまった時などに。

七五三のお参りの日は、お子様にとっては慣れない和装を着たり、神社で祈祷をしたりと、楽しみである一方で少し頑張ることの多い日でもあるでしょう。余裕を持って当日を迎え、たくさんの喜びを感じられる1日にしたいですね。

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