7歳の七五三で準備することは?着物の基礎知識や当日までの流れ

7歳の七五三で準備することは?着物の基礎知識や当日までの流れ

子どもが3歳、5歳、7歳になる節目の年に、健やかな成長をお祝いする七五三。7歳のお子様をお祝いする七五三では、華やかな着物を着せてあげたいと願うパパ・ママも多いでしょう。3歳の七五三では三つ身の着物や初着を着るのが主流ですが、7歳の七五三着物はどのようなものが適切なのでしょうか。

今回は、7歳の七五三用の着物に関する基礎知識や選び方、準備するもの、当日までの流れなどをご紹介します。お子様の大切なお祝いを、思い出に残る素敵な一日にするために、ぜひ参考にしてください。

7歳の七五三の由来やお祝いする年齢、当日の流れ

7歳の七五三は、子どもから大人への成長を祝う特別な儀式です。まずは、7歳の七五三の由来やお祝いする年齢、当日の流れについてご紹介します。

7歳の七五三の由来やお祝いする年齢、当日の流れ

●「7歳の七五三」の由来

7歳の七五三は「帯解(おびとき)の儀」が由来しています。帯解の儀とは、幼児用の両身八つ口に紐がついた着物の紐を解き、7歳を迎えたところで大人と同じ丸帯に変える儀式です。子どもから大人に成長したことをお祝いするためのもので、本裁ちの着物に肩揚げ、腰揚げにしたり、四つ身仕立ての着物を着せたりします。現在は女の子だけのお祝いとされていますが、帯解きは男女ともに行っていたため、昔は男の子もお祝いしていました。

●「7歳の七五三」を祝う年齢

七五三は、数え年でも実年齢でも、どちらでお祝いしても問題はありません。7歳の七五三を幼稚園の年長でお祝いする場合もあれば、小学校1年生のときにお祝いすることもあります。家庭の事情に合わせて時期を選ぶケースも少なくありません。たとえば、兄弟や姉妹と一緒に行う場合や、家族や親族が集まりやすいタイミングで行う場合もあります。また、7歳を迎える子どもが早生まれの場合、満年齢でお祝いするケースが多く見られますが、同学年の子と同じ数え年でお祝いしても構いません。

●七五三当日の主な流れ

七五三当日は、子どもの衣装を着付けてから神社やお寺へ参拝に行きます。記念写真撮影などが予定されている場合は、予約した時間に写真館やフォトスタジオに向かい撮影を行いましょう。祖父母を招いて食事会を行う場合は、参拝を済ませてから食事会の会場へ移動するのが一般的です。子どもは大人と比べ体力がなく、慣れない着物で疲れてしまう可能性があるため、無理のないスケジュールを計画しましょう。

7歳の七五三で用意する着物や小物

7歳の七五三を迎える子どもの服装に決まりはなく、本来は洋装でも和装でも構いませんが、一般的には着物が選ばれます。ここでは、7歳の七五三で着用する着物の基礎知識や合わせる小物についてご紹介します。

  • 7歳着物
  • 7歳帯揚げ
  • 7歳はこせこ

●四つ身の着物

四つ身の着物とは、身長の4倍の長さの布を使って作られる、子どもの成長に合わせて丈や幅を調整できる着物のことです。3歳の七五三では被布(ひふ)を着用するのが一般的ですが、7歳は大人と同じように帯を締めます。

四つ身の着物の柄には意味が込められているため、着物を選ぶ際は柄の意味や子どもの好みに合わせて選ぶと良いでしょう。たとえば菊の柄は、厄除けや長寿の意味をもちます。牡丹や芍薬は、つつましく気品ある女性に成長して欲しいという願いが込められた柄です。鞠はかわいらしさを象徴しており、子どもの幸せを願う親の気持ちが込められています。

●帯

帯は、幅広のものや締め帯など、さまざまな種類があります。正絹素材のものや刺繍入りの華やかなものなど、色や柄、模様にもたくさんのバリエーションがあるため、着物の色や柄との調和を考えながら選びましょう。帯留めや帯揚げなど、和装小物も合わせてコーディネートするのもおすすめです。

●長襦袢(ながじゅばん)もしくは袖なし襦袢

着物の下には、長襦袢や袖なし襦袢を着用します。襦袢は、着物を美しく見せるための重要なアイテムです。色や柄を選ぶ際は、着物との調和や季節感を考慮しながら選びましょう。

●帯まわりの小物

帯留めや帯揚げ、帯締めなどの小物を使って、帯にアクセントを加えるのもおすすめです。金具や刺繍などのデザインを少し変えるだけで印象ががらりと変わり、着物姿をおしゃれに演出できます。

●足袋(たび)・草履(ぞうり)

足袋と草履も、コーディネートの重要なアイテムです。足袋は、着物の色合いに合わせた色柄を選びましょう。草履は、お子様の足に合ったサイズとデザインを選んでください。おしゃれで歩きやすいものを選ぶと良いでしょう。

●装飾小物

筥迫(はこせこ)・びらかん・扇子などの装飾小物もポイントです。華やかさを加えたり、テーマに合わせたデザインを選んだりすることで、お子様の衣装をより一層引き立てられます。

●バッグ

着物のデザインにマッチしたバッグを用意しましょう。必要な小物やお守りなどを入れておくために、小さな鞄や巾着袋など、おしゃれで実用的なデザインのものがおすすめです。

●髪飾り

女の子用の髪飾りは、かわいらしさや華やかさをプラスできる重要なアイテムになります。花やリボン、かんざしなど、お子様の髪型やイメージに合わせて選びましょう。日本髪を結う場合は、伝統的なつまみ細工で作られた勝山かんざしや、かのこ・ちんころなどを合わせた古典スタイルが人気です。

7歳の七五三を祝う準備のスケジュール

七五三のお祝いをスムーズに進めるためには、事前準備が欠かせません。ここでは、7歳の七五三当日までのスケジュールについて解説します。日程の確定や衣装の予約、撮影・飲食店の予約など、必要なことは早めに準備しておくと安心です。

7歳の七五三を祝う準備のスケジュール

●【半年前】七五三当日の半年前から情報を収集する

7歳の七五三を行う年になったら、半年前から情報収集を始めましょう。七五三シーズンである11月に行うとしたら、5月頃が準備を始める目安です。参拝場所や写真撮影の方法、食事会の有無など、どのような七五三にしたいのかを検討します。スタジオ写真にするかロケ写真にするか、前撮りの有無など、さまざまな選択肢があります。

●【3カ月前】日程や参拝する場所、撮影方法を決める

具体的な日にちや参拝場所、撮影方法を決定する時期です。人気の神社やお寺は、日取りによっては予約がいっぱいになってしまう場合があります。特に、ピークである11月の15日前後に行いたい場合は、早めの予約をおすすめします。祖父母を招待する場合は、祖父母の予定も確認しておきましょう。

●【3カ月~1カ月前】衣装や撮影、飲食店などの予約をする

・七五三で着る衣装の予約
3カ月~1カ月前は、七五三で着る衣装の予約を進める時期です。着物レンタルをする場合は、できれば試着をしてから予約することをおすすめします。人気のデザインは予約が埋まってしまう可能性があるため、早めの予約が肝心です。レンタル着物のなかには、作り帯になっていて誰でも簡単に着付けができる便利なものもあります。注意点としては、半衿や肌襦袢、伊達締めなどの小物を自分で揃えなければならないケースがあることです。予約の時点で、着付けに必要なものをしっかりチェックしておきましょう。

また、7歳の七五三を迎える頃には、子どもも自分の好みや意見を伝えられるようになっているケースも多く見られます。子どもの意向も確認しながら衣装を選べば、より思い出に残る七五三になるでしょう。

・着付けやヘアメイクの予約
着物を着せるなら、着付けやヘアメイクも前もって予約しておく必要があります。子どもの衣装の着付けやヘアメイクは、美容室や衣装のレンタルショップ、撮影スタジオなどで行えます。どこで予約するかは、七五三の衣装を用意する方法に合わせて決める必要があるため注意しましょう。希望のヘアアレンジがある場合は、予約の時点で相談しておくことをおすすめします。

購入した着物や手持ちの着物があり、着付け方が分からない場合は、着付けに対応している美容室や着物の持ち込み可能なスタジオを探す必要があります。

・写真撮影の予約
七五三のシーズンは、写真館やフォトスタジオも予約が混み合うため、早めに予約をしておくと安心です。衣装をレンタルできる撮影スタジオの場合、当日の撮影予約も同時に進めておくと良いでしょう。ただし、当日は着物が着崩れたりお参り中混み合ったりして、満足に写真撮影が行えない可能性もあります。せっかくの晴れ姿を写真に残すなら、前撮りをしておくこともおすすめです。スタジオ撮影なら、お子様の着物姿や家族の記念写真を雰囲気たっぷりの写真に残せます。
前撮りは、撮影のタイミングが自由なため、家族の都合に合うタイミングで撮影できる点が魅力です。春ごろから前撮りを推奨しているフォトスタジオも多く、早期予約割引などを利用して撮影料金を抑えることもできるでしょう。

・食事会のお店の予約
参拝後に祖父母を招いて食事会をする場合は、お店の予約も忘れずに行いましょう。七五三はあくまでも子どもが主役のお祝いです。子どもが好きなものや、喜ぶようなメニューがあるお店を選ぶのが望ましいといえます。

・参拝先の神社やお寺の参拝方法の確認
参拝予定の神社やお寺の際杯方法も確認しておきましょう。基本的に予約不要の場所が多いですが、一部で予約が必要なケースもあります。また、ご祈祷を依頼する場合は、初穂料や祈祷料も確認しておく必要があります。

7歳の七五三は早めの確認と事前予約でスムーズに

7歳の七五三は早めの確認と事前予約でスムーズに

7歳の七五三をスムーズにお祝いするためには、早めの情報収集や事前予約など、計画的な準備が欠かせません。希望の日程の半年前には、着せたい着物やお参りしたい場所など、イメージを固めておきましょう。参拝場所や衣装、食事会の場所などは、3カ月前を目安に決めておくことをおすすめします。準備万端で当日を迎えれば、落ち着いた雰囲気でお祝いできるでしょう。

しかし、準備万端で当日を迎えても、子どもの体調や天候などの影響でハプニングが起こる可能性もあります。7歳のお子様の晴れ姿をしっかり写真に残すなら、七五三前撮りがおすすめです。らかんスタジオなら、プロの撮影はもちろん、お参り衣装レンタルも可能。着付けやヘアセット、小物もセットでついているため、当日は手ぶらでご来店いただけます。

らかんスタジオの写真撮影
URL:https://laquan.com/753/index.html

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