七五三の着付けの手順は?着物を着せるときに用意するもの
お子様の成長をお祝いする七五三は、家族の大切なイベントの一つです。そんな七五三の記念には、可愛いお子様に華やかな着物を着せてあげたいですね。この記事では、ご自宅で七五三着物の着付けをしたいご両親へ向けて、着付け当日に用意するものや着付けの手順などを解説します
一般的に、七五三は男の子の3歳と5歳、女の子の3歳と7歳のタイミングでお祝いします。ただし、子どもの年齢に明確な決まりはないため、男の子が7歳、女の子が5歳にお祝いをしても良いと考えられています。ご家族の都合に合わせてお祝いしましょう。
【3歳の女の子】七五三の着付け
ここでは3歳の女の子の着付けの流れをご紹介します。3歳の女の子は、着物の上に被布を着せて、帯は締めないことが多いです。男の子が被布を着る場合の着付け は、3歳の女の子と同じ手順となります。
●用意するもの
-
【着物類】
- ・着物
- ・被布
- ・肌襦袢
- ・長襦袢
- ・半衿
- ・足袋
-
【着付け小物】
- ・腰紐
-
【和装小物】
- ・草履
- ・髪飾り
- ・巾着袋
●着付けの手順
- 1.肌襦袢を着せる
- 着付けを始める前に、ヘアメイクやトイレを済ませておきましょう。まずは肌襦袢を着せて足袋を穿かせます。肌襦袢は、衿元にゆとりのある肌着で代用することもできます。
- 2.長襦袢を着せる
- 次に、長襦袢を着せます。長襦袢の衿は、着る本人(子ども)から見て、左側が上にくるように合わせましょう。その際、衿が交差した部分のV字が体のちょうど真ん中になるように調整してください。この状態で、腰紐を体の前側から後ろ側へと回し、背中で交差させてから再び前側へ回して、お腹のあたりで結びます。
- 3.着物を着せる
- 長襦袢の上に着物を重ねて着せます。長襦袢の袖は着物の袖の中に入れましょう。着物の衿も同様に、着る本人(子ども)から見て左側が上にくるように合わせてください。その際、着物の右側に縫い付けられた紐は、左側の脇のあたりに空いた「身八つ口」から通しておきます。左右の紐を背中で交差させてから、前側へ回してお腹のあたりで結びます。
- 4.被布を着せる
- 最後に、着物の上から被布を着せます。着物の袖に長襦袢の袖が重なるように整えましょう。また、衿がずれていないかを確認します。草履を履かせて、髪飾りを付けて、巾着袋を持たせます。全体を整えたら完成です。
【5歳・7歳の女の子】七五三の着付け
ここでは、5歳・7歳の女の子の着付けの流れをご紹介します。5歳・7歳の女の子は、着物の上から帯を締めることが多いため、必要に応じて簡単に着脱できる作り帯を用意しておくと安心です。
●用意するもの
-
【着物類】
- ・着物
- ・作り帯
- ・肌襦袢
- ・長襦袢
- ・半衿
- ・帯揚げ
- ・帯締め
- ・しごき
- ・足袋
-
【着付け小物】
- ・腰紐
- ・伊達締め
- ・タオル
-
【和装小物】
- ・筥迫(はこせこ)
- ・扇子
- ・草履
- ・髪飾り
- ・バッグ
●着付けの手順
- 1.肌襦袢を着せる
- 着付けを始める前に、ヘアメイクやトイレを済ませておきましょう。まずは肌襦袢を着せて足袋を穿かせます。肌襦袢は、衿元にゆとりのある肌着で代用することも可能です。お腹のあたりにタオルを巻くと、補正によって体の凹凸が少なくなり、着付けしやすくなります。
- 2.長襦袢を着せる
- 次に、長襦袢を着せます。長襦袢の衿は、着る本人(子ども)から見て、左側が上にくるように合わせましょう。その際、衿が交差した部分のV字が体のちょうど真ん中になるように調整してください。この状態で、腰紐を体の前側から後ろ側へと回し、背中で交差させてから再び前側へ回して、お腹のあたりで結びます。
- 3.着物を着せる
- 長襦袢の上に着物を重ねて着せます。長襦袢の袖は着物の袖の中に入れましょう。着物の腰のあたりにある左右の衿先を持ち、裾がくるぶしの少し下に来る位置まで持ち上げます。着る本人(子ども)から見て左側が上にくるように体に巻きつけ、裾の長さを保った状態で腰紐を結びましょう。
- 4.伊達締めを結ぶ
- 腰紐の上で余った布を折り返したら、折り返した部分(=おはしょり)がまっすぐになるように、着物の内側から手を入れて整えます。また、衿がV字になるように整えましょう。この状態で伊達締めを体の前側から後ろ側へと回し、背中で交差させてから再び前側へ回して、お腹のあたりで結びます。
- 5.帯を付け、帯締めを結ぶ
- 作り帯は、平たい部分と結んだ部分のパーツに分かれています。まずは平たい部分を使い、縫い付けられた白い紐が上側にくるように、体に巻きつけます。体の前側から後ろ側へと回し、白い紐を背中で交差させてから再び前側へ回して、帯の上のあたりで結びます。結んだ紐は、帯の中にしまって隠しましょう。作り帯の結んだ部分は、背中側に差し込んでください。帯締めは、帯の真ん中を通るように体の後ろ側から回して前側で結び、左右の端を挟み込みます。
- 6.帯揚げ・しごきを結ぶ
- 帯揚げは、帯の上の線に沿わせるようにして、体の後ろ側から回して前側へ持ってきます。着る本人(子ども)から見て右側の脇から出た帯揚げの先は、帯の中にしまい込みましょう。左側の脇から出た帯揚げの先は、上前の衿で折り返して着物の中にしまい込みます。しごきは折りたたんで紐状にしたら、帯の下の線に沿わせるようにして、体の前側から後ろ側へと回し、背中の左側寄りで結びましょう。
- 7.扇子などの小物を付ける
- 筥迫(はこせこ)は、胸元に差し込み、半分ほど見せるように身に着けます。扇子は、飾り紐を巻きつけてから、着る本人(子ども)から見て左側の帯締めに差し込みます。草履を履かせて、髪飾りを付けて、バッグを持たせましょう。全体を整えたら完成です。
【3歳・5歳・7歳の男の子】七五三の着付け
ここでは、3歳・5歳・7歳の男の子の着付けの流れをご紹介します。男の子に被布を着せる場合は、3歳の女の子と同じ手順となるため、こちらも併せてチェックしてみてください。
●用意するもの
-
【着物類】
- ・着物
- ・羽織
- ・袴
- ・肌襦袢
- ・長襦袢
- ・半衿
- ・角帯
- ・羽織紐
-
【着付け小物】
- ・腰紐
-
【和装小物】
- ・懐剣
- ・お守り
- ・扇子
- ・草履
●着付けの手順
- 1.肌襦袢を着せる
- 着付けを始める前にトイレを済ませておきましょう。まずは肌襦袢を着せて足袋を穿かせます。肌襦袢は、衿元にゆとりのある肌着で代用することもできます。
- 2.長襦袢を着せる
- 次に、長襦袢を着せます。長襦袢の衿は、着る本人(子ども)から見て、左側が上にくるように合わせましょう。その際、衿が交差した部分のV字が体のちょうど真ん中になるように調整してください。この状態で、腰紐を体の前側から後ろ側へと回し、背中で交差させてから再び前側へ回して、お腹のあたりで結びます。
- 3.着物を着せる
- 長襦袢の上に着物を重ねて着せます。長襦袢の袖は着物の袖の中に入れましょう。着物の衿も同様に、着る本人(子ども)から見て左側が上にくるように合わせて、腰紐を結びます。
- 4.袴を穿かせる
- まずは袴を子どもの体に当てて、裾がくるぶしのあたりにくるように、袴を支える角帯の位置を決めます。角帯を一文字結びで結んだら、袴を穿かせましょう。袴の前紐を体に沿わせるようにして、前側から後ろ側へと回し、背中側で帯に重ねて交差させてください。紐を前側へ回してお腹のあたりで交差させたら、再び後ろ側へ回して帯の下で結びます。袴の背中側に付いたヘラを帯に挟み込んで、後ろ紐を体の前側に回したら、着る本人(子ども)から見て左側にお守りを通して、前紐をくぐらせて結びます。
- 5.懐剣と扇子など帯に挿す
- 着物の上から羽織を着せます。羽織の衿は、首の後ろで半分に折り返すように整えましょう。羽織紐は結んだ状態のまま、左右のフックを羽織の内側についた輪(=乳)へ通します。懐剣は着る本人(子ども)から見て左側の、帯と袴の間に差し込んでください。扇子は懐剣の手前に差し込むか、手に持たせます。草履を履かせて、全体を整えたら完成です。
七五三の着付けは写真スタジオにおまかせ!
今回は、子どもの七五三の着付けについてお伝えしました。和装の着付けには着物や帯だけでなく、紐類などの着付け道具や、草履などの和装小物も必要です。お家で着付けをするほかに、写真撮影と着物レンタルがセットになった、写真スタジオのプランを利用する方法もあります。お子様の七五三を記念して家族写真を撮るなら、「らかんスタジオ」がおすすめです。
「らかんスタジオ」の七五三撮影は、七五三撮影とお宮参りの衣装レンタルがセットになっています。お子様の衣装と着付けのほか、ヘアセット・メイク・和装小物が一式セットなので安心です。また、セットにはパパ・ママの着物と着付け、お母様のヘアセットも含まれるため、ご家族で和装をお楽しみいただけます。家族の思い出に残る七五三の記念撮影は、ぜひ「らかんスタジオ」におまかせください。
七五三トピックス
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